いつでもクチーナ

イタリアで色々作ってちょっと食べて、たくさん飲んでたまに働いて…

進化してオシャレで、ちょっと高級なペローニもいいかも。

ビールが美味しい季節になってきました。仕事の後のビールってなんであんなにおいしいんでしょう。

 

コロナでほぼ自宅から出ない生活中は、まことがフライングしてアペリを始めるので、

ポテチにビールというパターンが多く、このごろは惰性でビールを飲む傾向…

仕事の後に飲む、「とりあえずビール」で飲むあの一口目が懐かしい…

 

今日はいつもの市場ではなく、スーパーへの買い出し。

目的は保存食品、ドリンク類。まずはパスタやオリーブオイル、缶詰や瓶詰類、お菓子などその日のお買い得品が並べられている、棚をチェック。すぐに目に止まったのはシャンパンボトルのようなずんぐりした形のボトルにちょっと渋めの赤と黒の2種類のボトル。

オリーブオイル ?バルサミコ酢?

 

違う、ペローニビール。

 

ボトルを手に取って、吟味してると、後ろからおじさんが、

「このビール美味しいの?」と話しかけて来たので、

「今初めてこのビールを知ったところ、お買い得だから試してみようかなと思って」

と返事をすると、

「そうだね〜試してみよう〜」とおじさんもお買い上げ。

(ちなみにこのお買い得コーナーでレアな商品がちょくちょく売られていて、

商品を手に取って見ていると、なぜだか話しかけられる率が多い…)

黒ラベルのDoppio Molto ドッピオモルトと赤ラベルのRossa ロッサを買ってみる。

 

 

Gran Riserva グランリゼルヴァ

イタリアではワイン用語でリゼルヴァとは「長期熟成された」という意味で、このペローニの500mlはグランリゼルヴァも15カ月間熟成されているそう。(業務用生ビールサーバータイプもありそちらは、6カ月)

原材料は100%イタリア 産モルトを使用し、製法にもこだわったプレミアムビール。

このグランリゼルヴァは数年前に発売されていていたらしい。

(たしかにこのエチケット見たことはあったけどあまり購買意欲をそそらないエチケット。)

この新しいエチケットはなんか高級感があってとっても魅力的。。。

 

 

で、その他のプレミアムビールが気になってビールコーナーに行ってみると今まで気づかなかったPERONI CRUDAペローニ クルーダというビールも発見。

(いつもは1本330ml瓶の3本パックしか買わないので、この500ml瓶には全く気づかなかった…)

 

早速、その日の夜に飲んでみることにする。

この日はたまたまマコトの帰りが遅くなるという連絡が入ったので、逆フライングでこの

ペローニクルーダを開けてみた。(結局ビールを開けた途端にまことが帰って来て、独り占めできず…)

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CRUDA クルーダ

CRUDAというのはイタリア語で『生』という意味。Non pastorizzata 低温殺菌していない非加熱処理のビールで100%イタリア 産モルトを使用。2018年にニューヨークのインターナショナルコンクールのラガービール部門の最優秀賞を受賞したビールらしい。

原材料にこだわった、新鮮なビールというのがウリのビール。

 

早速飲んでみると、通常のペローニビールに比べて、苦味も少なく喉越し的にはまろやか。

瓶で飲むよりも、レストランや、バーなどでサーバータンクから注がれて飲んだらより美味しく感じそう〜

 

  

で、次に試したのが 

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 Doppio Malto ドッピオマルト

ダブルモルトで、100%イタリア産のモルトを使用。アルコール度数は6.6%

全体的に一般的なダブルモルトのビールに比べたらライトな感じでアルコール度数も6.6%の割には軽く感じる。色はちょっとダーク。ほどよい香ばしさも感じ、味わって飲めるビール。

おすすめは牛肉や豚肉料理、ジビエ、ソースがしっかりかかったパスタなど。

と、ワインのように裏ラベルにこのビールに合う料理まで書いてある!

 

で次の日 

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Rossa ロッサを開けてみた。

名前の通り、レッドビール。

こちらも100%イタリア 産モルトを使用。アルコール度数は5.2%。

普段はモレッティのレッドビールを良く飲んでいるのだけど、モレッティのレッドビールはアルコー類が7.2%でちょっと重ため。このペローニレッドは軽くて飲みやすい。レッドビール特有の甘少し甘い香りと酸味がバランス良い。

このレッドビールはサラミ、ハム、熟成チーズ、トマトソース系のピザなどが合うそう。

 

 

ほんとは、1日1本飲む予定が、飲み比べて2日で3本とも空に…

今までは2人で660ml飲んでたけど、2人で1日に500ml1本なら健康的かもね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

週に1度のパスタの日。今週は鰹とミントのパスタ

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唐突ですが、日本に住んでいる友人や、仕事で知り合った日本からのお客さんに、

「イタリア人は毎日パスタを食べるのですか?」

とよく質問されます。

 

大まかに言うとほとんどの人が、1日に1回、もしくは2日に1度は少なくともパスタは食べているようです。イタリアでも数年前からグルテンアレルギー(セリアック病)が増えてきたようで、小麦を使わないパスタ(とうもろこし、ひよこ豆など)が色々発売され、何らかのかたちでパスタは食べられているようです。

 

となると、パスタを食べないのはパスタが嫌いもしくはダイエットの為ということになる。

 

で、うちのまことは現時点でデブではないけど、家系的に太りやすい体質らしくパスタは嫌いではないけど、なるべく食べないようにしているので、うちの献立ではパスタは週に1度だけ。それも普段はなるべく昼に食べるようにしてます。

 

だけど、パスタを食べるときは思いっきり大盛り!

 

 

一方私は麺好きなので、1日1度は食べたい派。残念ながらうちのまことは昼ご飯もほぼうちに帰って来て家で食べるので、なかなかお一人様で食べる機会も少ない。もちろん、お一人様の時は決まって、麺類。

 

今日は前日に買った鰹1 匹が中途半端に余ってしまったのと、大量のミントを消費しなければならないので(モヒート飲み続けても使い切れず。。。)パスタにしてみました。

 

このレシピはイタリアではよくカジキマグロ(もちろんマグロも)を使うことが多いですが、日本ならこの季節鰹も美味しいく手に入りやすいので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

☆材料☆(大盛り2人前)

鰹  200g  (細切れにする)

ミニトマト 10〜15個 (半分に切る)

オリーブ  20〜30g (種無しタジャスカを使用、細かく刻む)

塩漬けケッパー  15g (水にさらして塩を洗い流す)

アーモンド    5、6粒 (細かく砕く)

ミント      10枚程度 (つかう直前に手でちぎる)

ニンニク     1かけ (潰して丸ごと使用)

白ワイン     100ml

パスタ      240g

オリーブオイル  適量

塩、(唐辛子) 適量

 

☆作り方☆

  1. フライパンにオリーブオイルをたらし、弱火でニンニクをに香りが出て来たら、鰹を投入し軽く炒める。鰹の色が変わってきたら、ワインを注いで火を強めてアルコール分を飛ばす。
  2. ミニトマト、オリーブ、ケッパーを投入して蓋をしてトマトの形が崩れるまで弱火で約15分ほど煮込んでソースの出来上がり(辛いのが好きな方はこの時に唐辛子を投入)
  3. パスタを投入し、表示時間の1、2分前にお湯から揚げる。

    この時お湯を捨ててしまわないで、約コップ1杯のお湯をとっておきます。

  4. パスタを茹でて、袋の表示時間よりも1.2分少なく茹でる。この時にパスタの茹で汁を全部捨てないでコップ1杯ほど取っておく。パスタソースにパスタを投入して、よく絡めます。この時にソースが少なく感じたら取っておいたお湯※を少し加えて、水分がなくなるまで(火を強めて)、できあがり。
  5. ミントとアーモンドは盛り付けしてから振りかけます。(ミントは先に包丁で切ってしまうとすぐに酸化して色々が変わり火にかけると渋みが出てしまうので食べる直前に入れると爽やかな風味が残ります)

  

  ※パスタを茹でる際の水と塩の分量は100gのパスタを茹でるのに1Lの水が必要

  うちは240gのパスタを茹でるので3Lで茹でてます。

  

このパスタは鍋でお湯を沸かしている間にパスタソースが作れちゃうので、前日の残りの鰹のお刺身とか、鰹のたたきなんかで、翌日ささっとパスタが出来ちゃいます。

 

ちなみに前日は鰹のたたき、炙り焼きにして食べました。次も新鮮な鰹を見つけたらこのレシピパターンかな〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外でのアペリティーボはもう少し我慢…お家でモヒートメキシカーノ♫

 

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この週末はロックダウンが解除されてからレストランやお店などの営業が再開された初の週末。今週末はイタリア各地のいわゆる盛場で若者などが久々のナイトライフを満喫し、ブレーシアでは怒った市長がレストランや、バーなどは夜の21時半の閉店を命じたり…

そしてミラノの市長は5月26日から、夜19時以降の飲み物の持ち帰り販売を禁止命じてしまった…

 

というのも、イタリアはエノテカやバール、パブなど店の外にもテーブルを出して店の外の席で飲んだり、立ち飲みしたり、あるいはナイトスポットにある広場などでたむろしたり、歩きながら飲んだりする文化があるので、レストランなどの狭い空間の密よりも、公共の場の密のほうが、目立ちやすく、取締りやすいということもあり、このような条例が発令されてしまった…

 

ということで、外でのアペリテイーボももう少し状況が落ち着くまでお預け…

と言うよりも、大量のミントの葉を買ってきたので、

 

今日はお家でモヒートメキシカーノ(メキシコ風モヒート)♫

 

モヒートはキューバ🇨🇺のハバナで生まれたカクテル。ラムにミントとライム、ブラウンシュガーをトニックウォーターで簡単にできてしまうカクテル。

 

日本にいた時はほぼ飲まなかったけど、イタリアに来てから飲み出したお気に入りカクテル。

 

じつはこのモヒート、バーテンダーのイタリア人の友人に教えてもらったのだけど、

オリジナルモヒート、つまり本場キューバで飲まれているモヒートの作り方はイタリアで普通に飲まれている作り方とはちょっと違うらしい。

 

イタリアでは通常は砂糖を入れ、ライムを絞って(絞ったライムもそのままグラスに投入)ミントの葉っぱ(枝ごと!)入れて、カクテル用のすり棒でミント、ライム、砂糖を混ぜ合わせ、ラム、氷、トニックウォーターを注いでつくるというのが一般的な作り方。このほうが、ミントの風味が押し出され爽快なモヒートで飲みやすい。

 

一方、本場のモヒートはというと、

材料は同じだけれども、砂糖を入れて、ライムを絞って、ミントの葉、ラム、氷、トニックウォーターを入れて、最後に軽くかき混ぜるだけ!

 

違いはライムやミントはすり潰さないこと

 

これで、なんとも気の抜けたようなモヒート、これがオリジナル、本場の味だそう。

 

このオリジナルモヒートを教えてもらってから、飲みに行った先のバーテンダーにこの

気のぬけたオリジナルモヒートが本当か何度が尋ねたところ、本当らしい。

 

ただ、やっぱりイタリアでもこのオリジナルは不評のようで、この作り方ではほとんど作ってないみたい。(オリジナルの注文があれば、もちろん作るらしいが)

 

で、今回はラムが切れていたので、テキーラでメキシカンモヒートを作ってみました。

テキーラをストレートで飲むのはちょっと勇気がいるけど、モヒートで飲んだら飲みやすい!

 

私は砂糖はブラウンシュガーを大さじ1杯弱、ライムは1杯につき半分使用します。

(普通の白のグラニュー糖だと結構甘ーい感じになってしまいます)

ミントは10枚ぐらい入れます。そして、スプーンで、砂糖がよく混ざるようにかき混ぜます。そしてテキーラ、氷、トニックウォーターを注いで爽やかなモヒートの出来上がり♫

 

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コロナが終息して、キューバや日本でモヒートが飲める日が来ますように。。。

 

 

さくっと、ふわっとズッキーニの花のオーブン焼き♪

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今日仕入れたものはズッキーニの花。

このズッキーニの花はイタリア語だと”Fiori di zucca”フィオリ ディ ズッカ訳して「かぼちゃの花」 と呼ばれる。

ズッキーニの花なのにかぼちゃの花?

  

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左がズッキーニの花、右がかぼちゃの花

というのも、ズッキーニはかぼちゃ属。ズッキーニとかぼちゃの見た目や味では想像がつかないけど、ズッキーニとかぼちゃは従兄弟のような関係。しかし、かぼちゃとズッキーニの花を見比べると(DNA的には❓)かぼちゃの花とズッキーニの花はウリつ二つ。ダジャレじゃないけど、どちらもウリ科の野菜なんです。

なので、かぼちゃの花ももちろん食用可。一度食べてみたいです…

 

イタリアで八百屋やスーパーで売っているものはほぼズッキーニの花。

 

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なぜ、かぼちゃの花がズッキーニの花と呼ばれるようになったのかは不明。イタリアでは年間通してズッキーニの花は手に入るけど、これから夏にかけて、あちこちで新鮮なズッキーニの花が売っていて、ズッキーニを買えば花がついてくることもしばしば。

 

最もポピュラーな調理法はズッキーニの花のフライ。花の中にモッツアレラチーズ、アンチョビを詰めて衣を着けて揚げる。

とろけたクリーミーなチーズに塩気が効いたアンチョビにズッキーニの花のほのかな甘みがマッチしてとてもおいしい。

 

ナポリではピッツエリアなどでピッツァを食べる前に揚げものの前菜をオーダーするのがお決まりなのだけど、メニューにズッキーニの花のフライがあるとついつい注文してしまうのだけど、衣がしっかりついている場合はズッキーニのフライ1つ食べただけでお腹いっぱい…

 

美味しいけど、私は家でフライを作るときは衣は少なめで作ります。こちらはフライ

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今回は軽くて美味しい、ズッキーニの花のオーブン焼きに初挑戦!

 

☆材料☆

ズッキーニの花 10個

リコッタチーズ 約300g 

アンチョビ 5、6切れ

ミントの葉 7、8枚

ピンクペッパー(ブラックペッパーOK) 適量

卵 1個

パン粉     適量

オリーブオイル 適量


 

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ズッキーニは花の根本を折って、花弁の中のめしべを取り除く。


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詰め物にはリコッタチーズ、アンチョビ、ミント、ピンクペッパー

アンチョビ、ミントの葉はそれぞれ細かく刻んて、挽いたピンクペッパーを混ぜる。

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花びらの先っぽを閉じて溶き卵、パン粉の順に着けて、最後にオリーブオイルをすこし振りかけてオーブン(190°〜200°)で15〜20分焼く。 


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外はサクッと、中はフワッとしていて、軽い軽い。

フライだと1か2つでお腹いっぱいだけど、この日は2人で10個完食!

(私3個、まこと7個)

 

このズッキーニの花は保存が効かないので、購入したら1日2日で食べないと、花がしなってしまうので、万が一花が萎んでしまったら、刻んで、かき揚げてんぷらにして食べたり、パスタの具材でさっと和えて食べると美味しく食べられます。 

日本ではなかなか手に入りにくい材料かも知れませんが、もし見つけてらズッキーニの花チャレンジしてみてくださいね〜

 

 

 

 

イタリアのスパークリングウォーター2 飲み比べてみました。

スパークリングウォーターの飲み比べしてみました。そして、ちょっと色々と調べてみました。今回は細かい水質データはさておき、飲みごごちを比べてみたいと思います。

 

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Rocchetta  ロケッタ

ウンブリア州のペルージャ郊外が源泉。ロケッタブランドでは2種類ありこのブルーボトルは微炭酸。(もう一方はより炭酸が強いタイプでレッドボトル)この製造もとは別のブランド元サッカー選手のデル・ピエロをCMキャラクターに起用しているUliveto(ウリヴェート)も製造、販売している。 

飲み心地は微炭酸だが軽い酸味を感じる。飲み始めは炭酸がすこしきついと感じるけど飲み出していくと慣れてきて、すっきりして飲みやすい。

 

 

 

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Levissima  レヴィッシマ

ロンバルディア州の北部、ヴァルテッリーナ渓谷が水源。(ヴァルテッリーナにいった時に、水道水を飲んでみたけど、とっても美味しかった。)

ガラス瓶の製品は微炭酸バーションも展開。北イタリアではメジャーだけれども、南イタリアでは遭遇率が低い。

私はこのブランドのガスなしはお気に入り。

5つのスパークリングウォーターのなかでは一番炭酸のキメが細かく、シュワシュワした飲み口。

 

 

 

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Sant'Anna  サンタアンナ

セールスNo1ブランド(意外)ボトルがBIO,フレグランスウォーター、美容を意識。赤ちゃんマークが入っていて水質は一番軟質。ガス圧入。

 

ピエモンテ州のアルプスVinadioヴィナデオ(標高1503m)がオリジナルの水源。ということで、本場アルプスの水。

 

2000年からRebruantレブルアントの水源からも採取しているようで、それぞれ、エチケットに表示されている。本場アルプスの水。

初めて知ったが、つまり同じブランドで2つの水源があるらしい。

今回購入したものはヴィナディオという水源のもの。サンタアンナはイタリアのミネラルウォーター の中でも超軟水。

赤ちゃんマークも入っていて赤ちゃんがにもやさしい、安全なミネラルウォーター。

炭酸は少し強めなので、水質がとっても軟水だとはあまり感じられない。開封直後の炭酸100%より、ちょっと時間立って気が抜けたぐらいが私には美味しく感じる。

今回買ったペットボトルで唯一紙のエチケット。赤ちゃんには優しくても、

地球には優しくないペットボドル。次回はRebruantヴァーションを試してみたい。

 

 

 

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Boario ボアリオ

ロンバルディア州ブレシアにあるテルメで有名なBoarioボアリオ。マグネシウム、カルシウム、ナトリウムが豊富な水質のミネラルウォーターで利尿作用がありダイエットに効果的らしい。今まで、このメーカーの存在さえ知らなかったけど、なんとこの5つの中で一番フェラレッレに近い喉越しで 程よい炭酸具合。ここのブランドは売る気がないの?ってぐらいネット上での情報量がほぼなし。でよーくググってみると、

何と販売元はあのフェラレッレ!!

というか、エチケットをよーく見るとferrallerre s.p.a(フェラレッラ株式会社)って書いてありました…

 

ここの温泉も気になるので今度行ってみよう〜

 

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San Benedetto サンベネデット 

イタリアNO.1の総合飲料メーカー。

このブルーのボトルのスパークリングウォーターはヴェネト州のScorzèスコルツェで採取したミネラルウォーター。じつはこのサンベネデット ブランドだけでもイタリアの北から南まで5つの水源があり、業務用、プレステージライン、地域別、カテゴリー別に色々なサンベネデット ブランドが流通している。

程よい炭酸度合で、中硬質な水質とのバランスが良く飲みやすい、さっぱりした感じの飲み口。(微炭酸バージョンあり)今までのイメージでは炭酸がわりとしっかりしていたイメージだったけど、比較的炭酸が抜けるのがはやいかも。

 

 

今回の飲み比べは、1本ずつ開けて飲んだので、正確な飲み比べではないけど、それぞれ炭酸の強弱と、水質とのバランスが美味しいと感じるかどうかを目安に評価してみました。が、今のところ一番美味しいと思うのはフェラレッレ‼️

 

フェラレッレを超えるスパークリングウォーターに出会えるか!これからも、色々なスパークリングウォーターを見つけて飲み比べしてみます!

 

 

旬なアスパラによく合う薫製生ハムのスペック

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コロナの影響でイタリア農業がピンチらしい。。。

 

というのも、イタリアの農業従事者、収穫や栽培には外国人の働き手がなければ、成り立たないらしい。東欧や中東、中国からの出稼ぎ者や、アフリカからの難民達が、畑から畑へと移動しながら、季節労働者として、正規で働いたり、不法滞在、不法労働しながら、イタリアの農業を支えているとのこと。このコロナの騒動で、それぞれの国に帰った人、また季節労働者の期間限定のための滞在許可書の申請自体がストップしていて、働き手がいない、働き手がいるのに雇用できないという状況らしい。

 

TVで見たのはホワイトアスパラガスの収穫がピークを迎えて、ホワイトアスパラガスの栽培者が、「今日明日にでもこのアスパラを収穫しないと、売り物にならない」と嘆いていた。栽培者はかなり怒った様子で、取材レポーターに

 

「おまえ、やってみろ!」(コロナの影響で、人で不足、せっかく出来たホワイトアスパラガスが掘り起こされないまま、収入にならず悔しい気持ちが滲みでてました…)

 

と、レポーターが試したところ、5本のうち2本は途中で折れてしまっていて、売り物にならない結果に…

 

アスパラガスの掘り起こしにはコツがいるようで、地中に埋まっているアスパラガスの根本の位置をを予測して、てこの原理で鉄の棒で、根元を押し上げるようにして掘り起こすらしい。

 

できることなら、このホワイトアスパラガスの栽培地に掘りに行きたいぐらい…

 

イタリアのホワイトアスパラガスの産地はいくつかあるけど、なかでも一番有名なのがヴェネト州のバッサーノデルグラッパ、そう名前のとおり、ぶどうの搾りかすから作られる蒸留酒「グラッパ」の生産地。

 

ホワイトアスパラガスの収穫シーズンは4月から5月とのことなので、今年はありつけなさそう…来年はバッサーノデルグラッパに行って、ホワイトアスパラガスを食べて、グラッパを飲みたい!

 
今年は仕方がないので、普通のグリーンアスパラガスを盛り盛り食べよう〜
 

普通のグリーンアスパラガスは年間通して売ってるけど、やはりこの時期は旬なだけあって、品質もよくて、値段も安い。今の時期なら1束(500g)が2.5〜3ユーロぐらい。市場でなら2束5ユーロだったりするので、ついつい買いすぎてしまう。

 

アスパラにあう食べ方は色々あるけど、一つの単語ってくらい、アスパラベーコンだけど、イタリアではアスパラスペック。

 

Speckスペックは大まかに言うと薫製生ハム。北イタリア、トレンティーノ・アルトアディジェ州で作られていて、スモーキーな味わいが特徴的。腿肉でも脂身が少ない部分を使用し、塩分は5%で控えめで、香辛料も混ぜて、熟成されるので、表面には香辛料がうっすらと残っていて、薄くスライスしたハムの淵が香ばしくて美味しい。

 

このスペックを茹でたアスパラガスにくるんで、オーブンまたはフライパン(油はひかず)で表面をさっと炙って、オリーブオイル(E.V.Oエクストラヴァージンオイル)をたらし食べるのがおすすめ。

 

スペック自体は脂身がないので、仕上げにオリーブオイルをかけてもヘルシー。これだけで、立派なイタリアン。生ハムメロンよりは、ちょっと料理した感があるし、アスパラベーコンよりは、お洒落な一品なので、パーティー料理にも最適。

 

 

 

 

このアスパラとスペックは、他にもリゾットにしても美味しいです。

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 是非お試しを〜

 

bellavita125.hatenablog.com

 

 

 

 

 

ちょっとマニアックなファランギーナのスプマンテ

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そろそろ家飲みのワインが赤ワインから白ワイン、そしてスプマンテ率が高くなってきている今日この頃。

 

日本に住んでいた時は、イタリアンを食べにレストランに行く時は、まずはスプマンテと言った感じで飲んでいた。仕事帰りに食べに行くことが多かったので、喉が乾いたーというので

あっという間に飲み干していたころが懐かしい。

ちなみに今は、まことがこのスプマンテ好きで、レストランに行っても、最初から最後までスプマンテ、二人で2本ぐらい開けてしまうこともしばしば。

 

スプマンテとはいわゆるイタリアのスパークリングワインの総称。日本語でいうところの発泡酒。イタリア語ではBollicine ボッリチーネ、「泡」と呼ぶこともある。

ちなみにボッリチーネの反対語はFermo フェルモと言って「(泡が)動かない」という言い方をする。

フェルモは赤でも白でもロゼでも発砲性がないワインを指すので、レストランなので、ワインを選ぶ際にスプマンテじゃないワインなら何でもという場合、「フェルモならなんでも〜」という言い方もあり。

 

スプマンテの産地で有名なのはイタリアスパークリングワインの最高峰「フランチャコルタ」の生産地のロンバルディア州、「プロセッコ」でおなじみのヴェネト州、「アスティ」と北イタリアに集中しているけど、最近では南イタリアのワイナリーでもスプマンテは生産されてきている。

 

南イタリアのほうが、気温も高く、暑い夏はグビグビとスプマンテを飲むイメージだけど…

 

今日は南イタリア、カンパーニャ州のスプマンテを選んでみました。

カンパーニャ州のFeudi San gregorio のスプマンテ。

カンパーニャ州を代表するカンティーナで、ナポリの国際空港、カポディキーノ空港の出発前ロビーにはこのワイナリーの運営するワインバーも数年前にオープンさせ、マーケティングにも力を入れているカンティーナ。

 

このワインバーは「DUBL」ドゥブルという名前でこのワイナリーで作られている上級ラインのスプマンテ(ファランギーナ100%)の名前と同じ。このドゥブルはなんでもフランスのシャンパーニュの作り手で有名なジャック・セロス氏を迎えて造ったスプマンテで、評価が高いらしい。

 

でもって、今回私が購入したのは、ファランギーナ100%、シャルマン方式で造られた、スプマンテ。シャルマン方式とは簡単に言うと、大きなタンクで二次発酵用の糖を入れて、短期間で発酵させて造る方法なので、コスパがよく製造できる。イタリアのスプマンテ製造に多く採用されている製法。

 

一方、ドゥブルの製造方法でもある、メトド・クラシコは瓶内二次発酵で造られ、瓶詰めした後にも長期間発酵されるので、手間隙がかかった製造方法。シャンパーニュ方式とも呼ばれる。

 

爽やかな🍏系の香り。ファランギーナ特有のミネラル感があり、ほどよい酸味とすっきりとした飲み口。泡切れもよく、グイグイ飲めてしまう。ちなみに価格は8ユーロほどで、コスパは抜群。

 

今回は夏を先取り、大好物の生ハムメロンと合わせてみました。

スプマンテと生ハムメロンを交互に食べて飲んで一人で「幸せ〜」

ちょっと見た目は悪いけど、生ハムはパルマ産。(本当はサンダニエレのほうが好きなのだけれど…)生ハムはパックに入った製品ではなくて、スーパーのハム、チーズ惣菜カウンターでスライスしてもらう、切り立て生ハムなのだけど、ちょっと分厚めなので、メロンの甘みと生ハムの塩気の食べ合わせがたまらない。

 

次回は、この生ハムメロン、生ハムはサンダニエレ、そしてスプマンテは、DUBLで

試してみたいなー