いつでもクチーナ

イタリアで色々作ってちょっと食べて、たくさん飲んでたまに働いて…

さくっと、ふわっとズッキーニの花のオーブン焼き♪

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今日仕入れたものはズッキーニの花。

このズッキーニの花はイタリア語だと”Fiori di zucca”フィオリ ディ ズッカ訳して「かぼちゃの花」 と呼ばれる。

ズッキーニの花なのにかぼちゃの花?

  

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左がズッキーニの花、右がかぼちゃの花

というのも、ズッキーニはかぼちゃ属。ズッキーニとかぼちゃの見た目や味では想像がつかないけど、ズッキーニとかぼちゃは従兄弟のような関係。しかし、かぼちゃとズッキーニの花を見比べると(DNA的には❓)かぼちゃの花とズッキーニの花はウリつ二つ。ダジャレじゃないけど、どちらもウリ科の野菜なんです。

なので、かぼちゃの花ももちろん食用可。一度食べてみたいです…

 

イタリアで八百屋やスーパーで売っているものはほぼズッキーニの花。

 

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なぜ、かぼちゃの花がズッキーニの花と呼ばれるようになったのかは不明。イタリアでは年間通してズッキーニの花は手に入るけど、これから夏にかけて、あちこちで新鮮なズッキーニの花が売っていて、ズッキーニを買えば花がついてくることもしばしば。

 

最もポピュラーな調理法はズッキーニの花のフライ。花の中にモッツアレラチーズ、アンチョビを詰めて衣を着けて揚げる。

とろけたクリーミーなチーズに塩気が効いたアンチョビにズッキーニの花のほのかな甘みがマッチしてとてもおいしい。

 

ナポリではピッツエリアなどでピッツァを食べる前に揚げものの前菜をオーダーするのがお決まりなのだけど、メニューにズッキーニの花のフライがあるとついつい注文してしまうのだけど、衣がしっかりついている場合はズッキーニのフライ1つ食べただけでお腹いっぱい…

 

美味しいけど、私は家でフライを作るときは衣は少なめで作ります。こちらはフライ

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今回は軽くて美味しい、ズッキーニの花のオーブン焼きに初挑戦!

 

☆材料☆

ズッキーニの花 10個

リコッタチーズ 約300g 

アンチョビ 5、6切れ

ミントの葉 7、8枚

ピンクペッパー(ブラックペッパーOK) 適量

卵 1個

パン粉     適量

オリーブオイル 適量


 

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ズッキーニは花の根本を折って、花弁の中のめしべを取り除く。


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詰め物にはリコッタチーズ、アンチョビ、ミント、ピンクペッパー

アンチョビ、ミントの葉はそれぞれ細かく刻んて、挽いたピンクペッパーを混ぜる。

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花びらの先っぽを閉じて溶き卵、パン粉の順に着けて、最後にオリーブオイルをすこし振りかけてオーブン(190°〜200°)で15〜20分焼く。 


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外はサクッと、中はフワッとしていて、軽い軽い。

フライだと1か2つでお腹いっぱいだけど、この日は2人で10個完食!

(私3個、まこと7個)

 

このズッキーニの花は保存が効かないので、購入したら1日2日で食べないと、花がしなってしまうので、万が一花が萎んでしまったら、刻んで、かき揚げてんぷらにして食べたり、パスタの具材でさっと和えて食べると美味しく食べられます。 

日本ではなかなか手に入りにくい材料かも知れませんが、もし見つけてらズッキーニの花チャレンジしてみてくださいね〜