いつでもクチーナ

イタリアで色々作ってちょっと食べて、たくさん飲んでたまに働いて…

プーリア土産のフリセッレで簡単ランチ♪

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今週に入って急に気温がグッと下がったミラノ。雨も降ったりで、夏が終わった感じで、街ではすでに薄手のダウンを着ている人もチラホラ。

 

プーリアで買ってきたFriselle フリセッレ。Frisa フリーサとも呼ばれています。ナポリではFrisella フリセッラと単数形で呼ばれてます。プーリア以外ではカラブリア、ナポリでは夏の間の簡単ご飯メニュー。形は一般的には円形、ドーナツ型ですが、長細い形のものもあります。

このフリセッレは、元々はプーリアのなかでもサレント地方が発祥だそう。

固く乾燥させたパンで長期間保存が可能。

カッチカチなのでそのままでは食べられません。

水分を少し加え、柔らかくなった状態で食べます。

もともとは漁師や船乗りが長い航海にでた船上で、塩水をつけて食べたのが始まりのようです。今で言うインスタントのパンという感じ❓

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夏の暑い時期に、火を使わず作れるので食欲のない時や時間のない時などに手軽に食べられる便利な保存食。しかも結構腹持ちもよく、カロリーもそこそこ…

インテグラーレ(全粒粉)で100gあたり(約2個分)で380キロカロリー

 

 

プーリアの海の家でもメニューにあったけど、家でも作れるし〜と思って結局、現地では食べずじまい…

しかし、お土産に買ってきたのでさっそく手抜きランチに作ってみました。

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フリセッレは塩水にさっ漬けます。硬いからといって長い間浸しているとボロボロになっちゃうので要注意。

この日は、2種類のフリセッレを作ってみました。

一つ目はポモドリー二にケッパー(塩漬け)とツナのオレガノ風味のクラッシックと、ちょっと邪道だけど、ワカモレソースのメキシカン風のフリセッレ。

冷蔵庫に残っていたアボカド半分でワカモレソースを作ります。

ワカモレソースは、ニンニク(極々少量)、コリアンダー、ライムの果汁、ハバネロソース(緑のタバスコ )、塩をハンドブレンダーでまぜるだけ。

 

 

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クラッシックのフリセッレに使用したオレガノはミラノで購入したシチリア産。

瓶詰めのものは使いやすいけど、枝のままのは使う間際に手で揉みほぐすととっても香りが良くパリッとしてます。

 

暫くの間、手抜きランチはフリセッラに決まり〜

色々な具材でもたのしめるけど、やっぱりトマトとの相性が一番!!