アルタムーラのパンでブルスケッタ〜
昔は好きだっけど、今はあまり食べなくなってしまったパン。
パンでも、バケットや食パンなどシンプルなパンが好き。
バケットの美味しさは外側の部分、食パンは中の柔らかい部分が好き。
高校の頃から学生時代にパンにハマった時期があり、食欲が大盛だったのもあって、
パン屋に焼きたての時間を見計らってバケットを買いに行き、家に着く頃には全て食べ終えて
いたり、食パンも1食で、1斤のパンを一気食いしていたぐらい一時期夢中になったパン。
その反動かイタリアンを食べ出した頃、お店で出てくるパンには見向きもしなくなってしまった。特にイタリアに来てからは、なんせ一皿のポーションが多いので、パンを食べるとお腹がいっぱいになり、セコンドまでありつけなくなるので、パンは極力避けるように…
レストラン以外ではイタリアだと、手軽に食べられるパニーノが、時間がない時に食べるとか、持ち運びが可能という、日本食のおにぎりみたいな感覚で食べるファーストフード、仕方なしにパーニーノで食事を済ますみたいな感覚で、もはやパン嫌い気味…
とはいうものの、イタリア人的に食事と一緒に食べるパンは日本人のご飯のような存在なので、家での食事時は必ずパンがないとダメという人もいれば、うちのまことの様にパンの代わりになるカロリーが気になる人はgaletti ガレッティと呼ばれる穀物を膨張させて作ったものを
パン代わりに食べる。このガレッティには色々な穀物を使ったものがあり、米で作ったものが一番ポピュラー。
わかりやすく言えば、このお米のガレッティは砂糖なしのポン菓子、もしくはパフライスを固めたもので、味はほとんどない。保存がきくので常に家では常備。
ちなみに私はお米のガレッティは、なんだか自分が鳥になった気分になるので、あまり好きではないけど、とうもろこしや、そば粉のガレッティは風味があってけっこう好き。
で、普段はあまりパンを食べませんが、たまにはちゃんとしたパンも食べたいなぁと思って、市場で久々にパンを購入しました。
プーリア産のチーズやらサラミ、パスタやパンを売ってる屋台で
アルタムーラのパンを発見。
屋台のおばちゃんによると、3、4日たっても普通に食べられるし、冷凍もできるから心配ないとのことだったので、一番小さい500gのを購入。
このアルタムーラのパンはD.O.Pにも認定されている(唯一❓)のブランドパン。
アルタムーラのパンの特徴は大きくて、外はカリッと、中はフワッともっちり。
そして日持ちが良いのも特徴。形が2種類あって、伝統的な形で特徴のある形のaccavellato アッカヴァッラートと一般的な丸い形で牧師の帽子という意味のa cappello di prete アッカペッロディプレーテの2種類。大きさも最低500gで大きいものだと5kgになるそう。
もともとは、農民や羊飼が家から遠く離れた畑や野原で仕事をし、食事に家に戻れない、パンを頻繁に買いに行けないことから大きなパンが作られるようになったらしい。
もちろん、使われている硬質小麦もこの地域で栽培されているものを使っていて、D.O.Pに認定されるパンは原材料も細かく指定されている。原材料、製造工程以外では外側の皮の部分部分クラスト、イタリア語だとクロスタの部分が最大3mmであること、色は褐色で、薪を使って焼き上げるなど色々規定があるそう。
早速家に帰って、味見をしてみることに。
この屋台はプーリアから食材を運んで来ているので、少なくとも製造してから半日は経っていてるのに、切ったとたんに、出来立てのような香りが〜
さすがに、クロスタがかなり固くて3mmの硬い部分を切るのがちょっと大変…
早速、切ったそばから食べてみると、外はパリッとしていて中はもっちもち!
噛めば噛むほど美味しい〜
久々にパン好きアドレナリンが騒ぎ出した感じ。
せっかくなので、この日はアルタムーラのパンをメインにブルスケッタランチにしました。
具材は
ポモドリー二とモッツァレラのバジル和え
ポモドリー二とツナとケッパーのオレガノ風味
サンダニエレとフォンタルチーズとルッコラ
ンドゥイアと赤玉ねぎ
の4種類。
4/1は切ってすぐに冷凍してたのだけど、なんだかんだで、ほぼ4/3を2人で食べ切り。
(最初に冷凍するまでもなかった…)
ちなみに、まことは外のクロスタ部分が好きで、中の柔らかい部分モッリーカは残します…
(子供じゃないんだから…イタリア人こういうの多い)
さすが、アルタムーラのパン、もうこれだけで大満足〜
ちょっと、ダイエット的にヤバイものを見つけてしまいました…
しばらく、ハマりそう〜