いつでもクチーナ

イタリアで色々作ってちょっと食べて、たくさん飲んでたまに働いて…

リッチョーネでピアディーナ

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今年のヴァカンツァ。行先はアドリア海側のエミリロマーニャ州のリッチョーネ。

 

リッチョーネはイタリアで一番長いビーチリゾート地。リミニからリッチョーネまで続く海岸は平坦で砂浜も広いのでプールあり、ビーチバレー、ピンポンなどもできるスペースもあって設備が充実したいわゆる海の家が160軒以上も続いている、イタリア随一オーガナイズされて老若男女が楽しめるビーチ。

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そして、日本でも今年公開されたイタリア語タイトル『Sotto il sole di Riccione』「リッチョーネの日差しの下で」という青春コメディ映画の舞台。(Netfrixで観られるようです)

The giornalisti というグループが唄ってるこの映画の主題歌「Riccione」リッチョーネもここではヘヴィロテ。♫

イタリアの若者にとってリッチョーネで過ごす夏は、青春の思い出となるような場所だったのに、今年はコロナでディスコもクローズしていて、ちょっと沈んだ感じ…⤵︎

そんな沈んだ感じのリッチョーネを盛り上げてくれるこの歌は記憶に残る歌になるでしょう〜

リッチョーネのお店やレストラン、ホテルなど至る所にリッチョーネ浮き輪がディスプレイされています。ビーチや道ゆく人でこの歌を口ずさんでいる人けっこういました。(笑)

 


Thegiornalisti - Riccione Live @ Palazzo dello Sport, Roma - 27/10/18

 

リッチョーネは特にビーチ以外もショッピングや、レストランなどが充実しています。

ビーチとホテルゾーン、ショッピングゾーンが近いので、とても便利。

私はどちらかというと、ショッピングよりグルメ重視、ですが今回はアパートを借りているので基本は自炊…ほぼ毎日、お昼は家に戻り、お昼を食べてまたビーチへ繰り出し、夜ご飯も基本ほぼ自炊。

というものも、ここリッチョーネの名物料理はあんまり期待できないのですが、

唯一❓エミリアロマーニャ州、リミニ県のリッチョーネの名物料理と言えば、ピアディーナ。

小麦粉とストゥルットリ(ラード)で作った、パンの一種。

北イタリアでは結構手軽に食べられていて、小麦粉の代わりにひよこ豆の粉のピアディーナや全粒粉のものもあったりと種類も豊富。賞味期限が短い冷蔵保存のものや、常温でも保存が可能なものもあり、うちでも冷蔵庫に常にストックしてあります。

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私が外出でご飯が用意出来ない時のまことの非常食として大活躍。(というかまことの大好物。)

フライパンで両面をサッと温めて、ハムやらチーズなどを挟んで食べられ、3分有ればでき上がるので、あまり料理が好きでない、お腹にもやさしくダイエット嗜好の人におすすめな一品です。

 

街中至るところにピアディーナ屋があって、海の家などでも5ユーロぐらいのものも有れば、素材にこだわったグルメピアディーナなどは10ユーロ以上と昼でも夜でも手軽にピアディーナが食べられます。pizzeriaピッツェリア よりもPiadineriaピアディネリアが多いといった感じです。

 

メインストリートの端の方のあるお店で人集りがいっぱいのお店がちょっと気になって、後日行ってみました。(後から調べたら、TripadviserでリッチョーネNo.1のレストランでした!)

 

お店は小さくて外でのみ食事が可能。先に注文して出来上がるとおばさんが外まで持ってきてくれます。待ち時間が20〜30分とのことだったのでビールを飲んで待っている間におつまみにサラミとピアディーナの生地を小さく切ったものをサービスしてくれました。ビールはサルディニアのメーカーのIchnusaイクヌーサのsenzafiltrato無濾過タイプのビール。

 

注文したピアディーナはRomagnaロマーニャというピアディーナで生ハム、ルッコラ、squaccheroneスクゥアッケローネという牛から作るソフトタイプのエミリアロマーニャ州のチーズが具材のピアディーナ。

 

もう一つはブレサオに、ルッコラ、生マッシュルームにグラナパダーナチーズのピアディーナ。どちらかというとこっちの方があっさりしている感じ。

 

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ピアディーナは大きめで、具材もたっぷり。生地が軽め。待ってる間に結構2本飲んで、ピアディーナと一緒にもう一本飲んでお腹いっぱい。もちろんお味は文句なし、待った甲斐がありました!

この大きさで7.5ユーロと8ユーロ。コスパ良すぎです!!

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そして、ピアディーナが食べ終わった頃におばさんがミニフライパンに入ったドルチェピアディーナを持ってきてくれます。

 

ピアディーナの生地で作った、オレンジとシナモンと砂糖でまぶしたもの。甘過ぎなくてお腹いっぱいでもぺろっと食べれちゃう。

 

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 太陽の下で食べるピアディーナは格別。

ミラノに帰ったら、手作りピアディーナに挑戦してみようかな〜もちろん、そのときはレシピアップしますね〜

 

 

La Piadina di Kino

Viale Dante ,255 Riccione