いつでもクチーナ

イタリアで色々作ってちょっと食べて、たくさん飲んでたまに働いて…

美味しさ倍増。タコレシピ♫その1 タコのグリル

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実を言うと私は大のタコ好き

 

イタリアではタコは茹でてない状態で売られていて、生きているものもあれば、新鮮なもの、冷凍されたものなど様々。

種類も普通のマダコや、Moscaldini モスカルデイーニ、(じゃこうだこ)など種類も豊富。

イタリアでは大体冷凍ものの真蛸だとキロ20ユーロ前後。魚と違って、ほぼ捨てる部分がないので、コスパ抜群。

新鮮なタコと、冷凍タコの見分け方は、新鮮なものは頭の中の内臓がそのまま。冷凍タコはすでに内臓は処理されているのが違い。真蛸はほとんど茹でて食べるので冷凍たこでも十分。

 

逆にたこは新鮮なものはちょっと硬いので、和食だと、たこの滑りをとったり、柔らかくするのにもんだり、お店では洗濯機にいれたりするそうだけど、イタリアは棒などでボコボコと叩いたり冷凍したり。夏場は海辺でタコ狩りをして、採ったタコはそのままみんな岩場でバシバシとタコを叩いて柔らかくします。いずれにしてもタコちゃん、ちょっと可哀想…と思いつつ食べちゃいます。

 

イタリア式タコの茹で方。この茹で方はイタリアンのシェフから教わりました。 

タコを茹でる時にまず、鍋にタコが浸るぐらいの水を入れて、玉ねぎ、セロリ、人参、ローリエ、クローブ(イタリア語だと chiodi di garofano(大きさによる)を入れて、沸騰したらタコを投入して、1kg程の大きさのタコで20分ほど中火で弱火〜中火で茹でる。

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そしてここからがイタリア料理式柔らかく茹でる方法

火を留めて、タコは茹で汁の中で冷まします。

茹で汁が冷めたらタコを取り出します。

そして、この茹で汁は野菜を越して、保存します。

 

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ほんのりピンク色〜

1Kgのタコを茹でるのに1.5 から2Lの水を使うので、1L以上の茹で汁、タコスープができあがります。このタコスープ、ナポリのほうでは冬場に街中のリヤカーなどで、このタコスープが売ってるのです。そう、捨てるなんてもったいなーい。

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とは言うものの、1.5Lほどのタコスープを一気に使うのはなかなか難しいので、使い勝手がいいように500mlぐらいずつ容器に入れます。もちろん冷凍もOK。

大体500ml x 2個分は冷凍保存します。

 

それ以外は今回のじゃがいものピューレ、イタリア語だとPurèプレ用にこのタコスープを使います。 

今回は半分はタコのグリルジャガイモのピューレ添え。

 

 ジャガイモは皮をむいて一口サイズに切ります。ジャガイモは鍋に入れて茹で汁はジャガイモが隠れるぐらいの量を入れて、茹で上がったらオリーブオイル、塩胡椒を加えてバーミックスでプレ状に。

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タコはフライパンにオリーブオイルを引いて強火で表面がカリカリになるまで焼いて出来上がり。

 

盛り付けはプレを下に引いて、タコを載せて、オリーブオイルと胡椒で仕上げ。

このタコのグリルをレストランで見かけたら、まず100%食べます。

じゃがいものプレ以外に、ひよこ豆のプレと一緒に食べるのが結構定番。

 

次は残りのタコのレシピが続きます〜