魚屋で見つけた『海のアスパラガスとフィノッキオのサラダ』
先日市場の魚屋で珍しいものを見つけました。
Asparagi di Mare アスパラジディマーレ、「海のアスパラガス」イタリア語ではSalicornia サリコルニアという植物。
味がアスパラガスではなく見た目が野生のアスパラに似ているのでこの名前がついたらしい。
日本語だとあっけしそうと言うこの植物、海辺に分布しているため、海水を吸い上げて塩を蓄積するので、塩気が効いた一見海藻っぽいけど、実は野菜(植物)。
野菜なのに何故かイタリアでは魚屋で売られていることが多い。
この海のアスパラガスは茹でて食べます。生でも食べられなくはないけど、かなりしょっぱいです。なのでイタリアでは茹でたものをソテーにして食べたり、
パスタの具材にして食べたり、フリッタータ(イタリア版卵焼き)の具材にしたり。
この日は本当はセッピア(スミイカ)が買いたかったのだけれども、あいにく入荷なし。
ということで、この海のアスパラガスを買ってみました。
☆調理法☆
この海のアスパラガスは茹でる前に流水で洗った後、30分ほど水につけて塩分を抜きます。
(水につけても完全には塩分は抜けません)
その後、熱湯で3、4分茹でます。サリコルニア自体が塩気があるので、塩は入れません。
パスタで食べる場合、この茹で汁でそのままパスタを茹でると美味しくなります。
(もちろん塩は入れません)
このサリコルニアはミネラルたっぷり、その他にもビタミンA,繊維質も豊富。利尿作用もあり、とってもヘルシーな野菜。
最近は日本でも売っているそうなので、見かけたら是非買って試してみてくださいね〜
今回は、この茹でたサリコルニアに薄くスライスしたフィノッキオを混ぜて、レモン、オリーブオイルだけのシンプルサラダ。フィノッキオもどちらかというとちょっと塩っけがある野菜。このサリコルニアとフィノッキオの組み合わせでとってもさっぱり。
本当はサラダとパスタというレシピで食べたかったけど、この日の夜まことのお姉さん宅でのディナーにお呼ばれして、この日はパスタはお預け…
ディナーでボンゴレのパスタを食べたので、2日連続のパスタは嫌だど言われてしまい、
「それじゃ、フリッタータにしようか❓」と聞くと、
なんとこのフィノッキオのサラダが気に入ったとのことで、再びフィノッキオのサラダが続く…
聞いた私がバカでした…(ブログ用にこっそりフリッタータを作れば良かった…)
次回は絶対パスタで食べるぞ〜(その時はもちろんレシピは紹介しますね〜)