いつでもクチーナ

イタリアで色々作ってちょっと食べて、たくさん飲んでたまに働いて…

癖のあるゾーラとほろ苦いチコリのサラダ

 

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ミラノがロックダウンされてからもう1ヶ月以上も経つというのに未だに怖くて公共機関に乗れない私。

 

ちょっと遠いけど、自転車を漕ぎ漕ぎして念願の納豆を入手。白いご飯に納豆は年末日本で食べて以来。早く自家製納豆を作って、いつでも納豆が食べられる体制にしないと…

  

bellavita125.hatenablog.com

 

臭い納豆はイタリア人にはかなりの確率で嫌われる。もれなくまこともその一人。

でもイタリアの臭いもの、「ゴルゴンンゾーラ」は大好物。

 

ゴルゴンゾーラはここロンバルディア州のゴルゴンゾーラ村が原産の青カビチーズ。

もちろんこのチーズもDOP(原産地名称保護制度)によって生産地が限られているので、

当然ながら、ゴルゴンゾーラ地域以外で生産されたゴルゴンゾーラはゴルゴンゾーラではありません。

 

ミラノに来た当初みんながゾーラ、ゾーラと言っていて何のことかわからなかったけど、

ゴルゴンゾーラの省略形。やっぱりイタリア人(ロンバルディア人)でもゴルゴンゾーラって言いにくいのかな?それとも親しみを込めてゾーラって言うの❓

 

ナポリに住んでいた時はゴルゴンゾーラなんて北の人が食べるチーズなので、人前では食べず、こっそり食べてた。

ところがミラノに来てからはやたらとこの臭いチーズばかり食べてます…そう、友人宅にお呼ばれした場合、ナポリではモッツアレラがドカーンと出てきて、ミラノではゴルゴンゾーラがデーンと出でくるという違いっぷり。

 

 

このゾーラも2種類あって、青色が濃くて少し癖が強くやや固めなのが辛口のピッカンテ、一方、色が薄くクリーミーで柔らかめなのがドルチェ。(写真はドルチェタイプ)

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ドルチェは適度な癖とクリーミーな食感なので、このドルチェタイプのゴルゴンゾーラが食べやすく、二人とも大好物。

特にトロトロになった青カビの部分を食べようといつも奪い合い!日にちが経つとさらにトロトロしてきて、もうちょっと待ってたべようかな〜と思っていると、いつの間になくなってしまい、なかなかゾーラのリゾットを作るまでに至りません… 

 

4,5年前からゴルゴンゾーラ組合のイメージキャラクターにイタリアナポリ出身の有名なミシュランシェフ、アントニーノ カンナヴァッチュオーロがイメージキャラクターに選ばれたのも、北イタリアのゴルゴンゾーラが南イタリア 出身のシェフがCMすれば、ゾーラも南イタリアで堂々と食べられる日も近いかも!

 

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 (数年前のイメージ画像。今よりも痩せてる! ゴルゴンゾーラ組合HPより)

 

先日買った青林檎がいつも買う富士林檎に比べて歯応えがないと不評で残っていたので、有り合わせでゾーラとチコリのサラダを作ってみました。

 

☆材料☆

  • ゴルゴンゾーラ
  • チコリ
  • ルッコラ
  • 青林檎
  • セロリ
  • クルミ
  • ピンクペッパー
  • オリーブオイル 
  • 塩胡椒

このチコリとゾーラの食べ合わせは結構イタリアでは定番。

最近私もゾーラと呼ぶ様になってきた…

郷にいれば郷に従えってことかしら。